こんにちは! バディフットサルクラブ、代表の岡田です。
当クラブには毎日、元気なスクール生の子供たちや、仕事帰りの大人の方がたくさん集まってくれます。 ボールを追いかける中で、まさに「バディ(仲間)」としての絆が深まっていく様子を見るのが、私の一番の楽しみです。
そんな中で、新しく体験に参加された保護者の方や、久しぶりにボールを蹴る大人の方から、よくこんな質問をいただきます。
「フットサルボールって、なんか小さくて重くないですか?」 「子供の練習用にボールを買いたいんだけど、サッカーボールじゃダメですか?」
これ、実はとっても大事な質問なんです。 見た目はよく似ている二つのボールですが、実は「全くの別物」と言っても過言ではありません。
もし、間違ったボールを選んでしまうと、上達が遅れてしまったり、最悪の場合は怪我につながったりすることも…。
そこで今回は、フットサルスクールを経営するプロの視点から、「フットサルボールとサッカーボールの違い」について、どこよりも詳しく、分かりやすく解説します。
これを読めば、もうボール選びで迷うことはありません!
1. まずは結論!決定的な違いは「大きさ」と「弾み方」
細かい話をする前に、まずは二つのボールを並べて比べてみましょう。 決定的な違いは大きく分けて3つあります。
① 大きさ(サイズ)
一言で言うと、フットサルボールの方が「ひと回り小さい」です。
- 大人の場合:
- サッカー:5号球(直径 約22cm)
- フットサル:4号球(直径 約20.5cm)
- 小学生の場合:
- サッカー:4号球(直径 約20.5cm)
- フットサル:3号球(直径 約19cm)
このように、フットサルボールはサッカーボールに比べて、直径で約1.5cm〜2cmほど小さく作られています。
② 弾み方(バウンド)
これが最大の特徴です。 フットサルボールは「ローバウンド(低弾性)」という作りになっており、地面に落としてもあまり弾みません。
試しに、胸の高さからボールを落としてみると一目瞭然です。
- サッカーボール: 腰の高さくらいまでポーンと跳ね返ります。
- フットサルボール: 膝の高さくらいまでしか跳ね返らず、すぐに「ドスン」と止まります。
③ 重さの感覚(密度)
ここが皆様がよく勘違いされるポイントです。 「フットサルボールは重い」とよく言われますが、実は重さ(グラム数)自体は、サッカーボールとほとんど変わりません。
- フットサル4号球: 約400〜440g
- サッカー5号球: 約410〜450g
「え? 重さが同じなの?」と驚かれますが、数字上はほぼ同じです。 しかし、フットサルボールは「サイズが小さいのに、重さは大人用サッカーボールと同じ」なのです。つまり、中身がギュッと詰まっている(密度が高い)ため、蹴った時に「ズッシリと重く」感じるのです。
2. なぜ、フットサルボールは「弾まない」のか?
では、なぜフットサルボールはわざわざ「弾まない」「小さくて重く感じる」ように作られているのでしょうか? それは、フットサルというスポーツが生まれた環境と、コートの広さに理由があります。
理由① コートが狭く、床が硬いから
サッカーは広い芝生(または土)の上で行いますが、フットサルはバスケットボールコートほどの広さで、体育館などの「硬い床」や人工芝で行うことが多いスポーツです。
もし、狭くて床が硬いコートで、よく弾むサッカーボールを使ったらどうなるでしょうか? ボールがピンボールのようにあちこちに飛び跳ねてしまい、誰もコントロールできず、ゲームにならなくなってしまいます。 狭いコートでもボールをコントロールし、スピーディーなパス回しを楽しむために、あえて「弾まない」ように設計されているのです。
理由② 足元の技術(足裏)を使うため
フットサルボールが弾まないことは、技術の習得にも大きく関わっています。 ボールが弾みにくいため、足元にピタリと止めることができます。これにより、フットサル特有の「足の裏(ソール)」を使ったトラップがしやすくなるのです。
サッカーではインサイド(足の内側)で止めることが多いですが、フットサルではボールを完全に静止させるために足の裏を多用します。ローバウンドボールは、この「足裏コントロール」を覚えるのに最適な相棒なのです。
3. 年代別・正しいボールの選び方ガイド
「違いは分かったけれど、結局どれを買えばいいの?」 そんな方のために、年代別の選び方ガイドを作成しました。スポーツショップに行く際は、この基準を参考にしてください。
【4歳〜小学校低学年(U-8/U-10クラス)】
- 選ぶべきボール: フットサル3号球
- 特徴: 黄色やカラフルなデザインが多いです。
- アドバイス: まだ体が小さいこの時期は、無理に大きなボールを使う必要はありません。3号球は子供の足のサイズにも馴染みやすく、ボールの中心を捉える練習に最適です。 ※サッカーの練習と併用する場合でも、自宅練習用としてフットサルボール(3号球)を持つことは、ボールタッチの感覚を養うのにおすすめです。
【小学校高学年〜大人(U-12〜大人クラス)】
- 選ぶべきボール: フットサル4号球
- 特徴: 「検定球」マークがついているものが安心です。
- アドバイス: 小学校高学年(4年生以上)になると、公式戦でも4号球が使われるようになります。サッカーでは「小学生は4号球、中学生から5号球」と変わりますが、フットサルでは大人もプロ選手もずっと「4号球」を使います。 一度良いものを買えば、中学生・大人になってもずっと使い続けられるのがフットサルボールの良いところです。
4. よくある質問 Q&A
ここでは、バディフットサルクラブで保護者の方から実際によくいただく質問にお答えします。
Q. 子供がサッカーチームにも入っています。家での練習はどっちのボールがいいですか?
A. 目的によりますが、リフティングや足技練習なら「フットサルボール」がおすすめです。 フットサルボールは弾みにくいため、室内での練習に向いています。また、ボールが小さいので「ボールの芯(中心)」を蹴らないと綺麗に飛びません。そのため、フットサルボールで練習しておくと、サッカーボールに持ち替えた時に「あれ? すごく蹴りやすい!」と感じることが多く、キックの精度向上に役立ちます。 (※ロングキックの練習などは、外でサッカーボールで行ってくださいね)
Q. サッカーボールでフットサルの試合に参加してもいいですか?
A. 基本的にはNGです。 先ほどお話しした通り、フットサルコート(特に屋内)でサッカーボールを使うと、弾みすぎてコントロールが難しくなります。また、至近距離で強いシュートが当たった場合、サッカーボールの方が初速が速く出ることもあり、慣れていないと怪我のリスクもあります。 当クラブのイベントや個サルでは、必ずこちらで用意したフットサルボールを使用しますのでご安心ください。
Q. どのメーカーのボールが良いですか?
A. 「JFA検定球」マークがあれば間違いありません。 molten(モルテン)、MIKASA(ミカサ)、sfida(スフィーダ)、adidas(アディダス)などが有名です。 特にこだわりがなければ、JFA(日本サッカー協会)の検定マークが入っているものを選べば、品質・耐久性ともに間違いありません。デザインがお気に入りのものを選ぶと、練習へのモチベーションも上がりますよ!
5. フットサルボールだからこそ身につく「技術」
最後に、指導者として少し熱い話をさせてください。
「フットサルボールは重くて飛ばないから苦手」というお子様もたまにいます。 でも、逆転の発想をしてみてください。
「飛ばないボールを飛ばせるようになれば、サッカーボールはもっと飛ぶ」
フットサルボールは誤魔化しが効きません。足の甲(インステップ)や足の指先(トゥー)で、ボールの中心をしっかりとインパクトしないと、鋭いパスやシュートは打てないのです。
バディフットサルクラブに通う子供たちが、サッカーチームでも「パスが速い」「足元が上手い」と褒められることが多いのは、普段からこの「扱いにくいボール」と仲良くなっているからだと私は確信しています。
- 足の裏でピタッと止める感覚
- 狭いコースを通す正確なパス
- コンパクトな足の振りで強いシュートを打つ技術
これらはすべて、フットサルボールだからこそ磨かれる技術です。
まとめ:正しい相棒(ボール)を選んで、もっと楽しく!
長くなってしまいましたが、まとめです。
- フットサルボールは「弾まない(ローバウンド)」のが最大の特徴。
- サイズはサッカーよりひと回り小さい。
- 重さはサッカーボールと同じだが、詰まっているので重く感じる。
- 低学年は「3号球」、高学年〜大人は「4号球」を選ぼう。
道具の違いを知ることは、上達への第一歩です。 ボールもまた、皆様のフットサルライフの大切な「バディ」です。
もし、「実際に蹴り比べてみたい」「うちの子にはどっちのサイズがいいか見てほしい」という方がいらっしゃいましたら、ぜひ練習前後に私、岡田まで声をかけてください。
バディフットサルクラブには各サイズのボールを完備していますので、実際に触って、蹴って、違いを体感していただけます。
まだ自分専用のボールを持っていないお子様も、まずはクラブのボールで「フットサルの楽しさ」を体験しに来てくださいね。
【次回の体験会・イベント情報】 今週末も、初心者向けのイベントやスクール体験を受け付けています。 新しいボールと一緒に、新しい自分を見つけてみませんか?
皆様のご参加を、コートでお待ちしています!

